究極のいぬバカ♡愛犬キイの飼い主ドギゴー管理人のヒロン(@doggygoout)です。
この記事では、愛犬キイの脂肪種発見から手術、術後までについての体験をご紹介します。

時間の経過とともに大きくなる愛犬キイの脂肪種。手術をして脂肪種を取るか、またそのタイミングに悩んだことの記録です。

脂肪種を取る手術をするかしないかの正解はないけれど、愛犬の脂肪種に悩む飼い主さんの参考になればうれしいな♡
愛犬キイの体にできものが…脂肪種を発見した経緯
愛犬と暮らしていると、日々のスキンシップの中で「ん?いつもと違うかも?」と感じることがあると思います。今回、飼い主がキイの脂肪種を発見したのも、まさにそんな瞬間でした。
なんとなく撫でていたら、違和感を感じた
ある日、いつものようにキイの体を撫でていると、「あれ?」と違和感を覚えました。ほんの小さなコリッとしたものがあるのです。気になってよく触ってみると、どうやらしこりのようでした。
最初に見つけたのは2022年9月。場所は左前足の脇で、大きさは0.5センチほど。とても小さく、キイ自身も痛がる様子はなかったので、すぐに病院へ連れて行き、獣医さんに診てもらいました。
細胞診で「脂肪種」の可能性が高いと言われた
病院では、しこりに針を刺して細胞を採取する細胞診という検査をしてもらいました。その結果、「これは脂肪種だと思います」とのこと。脂肪種は良性の腫瘍で、すぐに命に関わるものではないと聞き、少し安心しました。
とはいえ、「このまま大きくなるのか?」「放っておいても大丈夫なの?」と、やっぱり心配になる。
獣医さんからは、「脂肪種は基本的に悪性ではないけれど、大きくなって動きにくくなることもあるので、定期的に様子を見ましょう」とアドバイスをもらいました。
2024年7月、新たにもうひとつの脂肪種を発見
そして、それから約2年後の2024年7月。今度は胸の真ん中に、また新たなしこりを見つけました。左前足の脇のときと同じように、なんとなく撫でていたときに「ん?何かある?」と気づいたのです。
今回のしこりは2センチほどと、最初に見つけた脂肪種よりも大きめでした。すぐに動物病院へ行き、再び細胞診をしてもらったところ、こちらも脂肪種の可能性が高いとのこと。
脂肪種と聞いてひとまず安心はしたものの・・・このまま様子見でいいの?
脂肪種と聞いてひとまず安心はしたものの、時間が経つにつれて少しずつ大きくなる脂肪種。「このまま様子を見ていて大丈夫なのか?」「手術をするなら、いつがベストなのか?」と悩む日々が始まりました。
毎日、キイの脂肪種を触っては、「昨日より大きくなっていないかな?」とチェックするのが習慣になっていきました。特に寝転がっているときや撫でているときは、無意識のうちに脂肪種を確認してしまうほど。大きくなってしまう前に取ったほうがいいのか、それとも手術のリスクを考えると、もう少し様子を見るべきなのか…考えれば考えるほど答えが出ず、気持ちが揺れ動きました。
そんな飼い主の心配をよそに、キイ本人はまったく気にしていない様子。脂肪種があることなんてお構いなしで、いつも通り元気いっぱいに走り回り、ごはんをおいしそうに食べ、のんびり昼寝をしていました。しこりを触っても痛がることはなく、気にしているのは飼い主だけでした。
とはいえ、このまま放っておいてもいいのか、手術のタイミングをどうするべきか…そんな迷いを抱えながらの日々。キイの脂肪種は少しづつ大きくなっていきました。
手術を決断!悩んだポイントと決め手
キイの脂肪種を発見してから、手術をするべきかどうかずっと悩んでいました。脂肪種自体は良性で緊急性はないものの、時間とともに少しずつ大きくなっているのは確か。手術をするならいつがベストなのか、ずっと考え続ける日々でした。
獣医さんの一言で手術を考え始める
キイは3か月ごとに健康診断を受けていて、そのたびに脂肪種の大きさや状態をチェックしてもらっていました。ある日、検診の際に獣医さんからこう言われたのです。
「左前足の脇の脂肪種は、歩くときに負担になるから、そろそろ取ってもいいかも?」
確かに、最初に発見したときは0.5センチほどだった脂肪種が、3センチ弱ほどに成長していました。まだキイは元気に歩き回っているものの、これがもっと大きくなったら影響が出るかもしれない…。この言葉をきっかけに、いよいよ本格的に手術を検討することにしました。
麻酔のリスクは大丈夫?手術を早めたほうがいい理由
手術で一番心配だったのは、やはり麻酔のリスクです。特に全身麻酔は犬の体に負担がかかるため、「本当に必要な手術なのか?」と迷いがありました。
脂肪種は基本的に良性とはいえ、これからさらに成長する可能性があり、歳を重ねてから手術をする方がリスクが高くなるかもしれない…。そう考えると、「やるなら今のうちに」と決断する方向に気持ちが傾いていきました。
手術の負担を最小限にするために
もう一つ考えたのは、傷口の大きさです。脂肪種が大きくなればなるほど、切除する範囲も広くなり、傷口も大きくなる。そうなると体への負担が増え、回復にも時間がかかってしまいます。
さらに、傷口が大きくなると日帰り手術ではなく、入院が必要になる可能性もあるとのこと。キイはとても怖がりな性格なので、できるだけ日帰り手術で済ませたい…。この点も、脂肪種がまだ比較的小さい今のうちに手術をしたほうがいいと考えた理由の一つでした。
そして、手術を決断!
こうして、獣医さんのアドバイスやリスクを踏まえたうえで、ついに手術を決断!もちろん不安はありましたが、キイの健康を考えると、今が最適なタイミングだと判断したのです。
手術前のキイの脂肪種の大きさはこんな感じでした↓


手術当日の持ち物や愛犬キイの様子
ついに迎えた手術当日。手術を決めてからというもの、ずっとドキドキしていましたが、いざ当日になると予想外の出来事が重なり、バタバタとした朝を迎えることになりました。
手術前日|21時までに食事終了
手術の前日は、21時までにごはんを食べ終えるようにとの指示がありました。夜ごはんの時間にキイはいつも通りおいしそうに完食。その後も「もうちょっと食べたいな~」という顔をしていましたが、そこは我慢です。
翌朝は水も飲めないので、「お水を飲みたがったらどうしよう?」と心配でしたが、意外とキイはいつも通りで、特に気にしている様子はありませんでした。
手術当日|バタバタで不安を感じる暇なし
手術が決まってからずっと、「ちゃんと麻酔から覚めるかな?」「痛がらないかな?」と心配でたまりませんでした。きっと手術当日の朝も、不安でいっぱいになると思っていたのですが…実はそれどころではない緊急事態が発生!
別件で朝からバタバタしてしまい、気づけば出発の時間。心配する暇もなく、キイを連れて慌ただしく病院へ向かいました。
「どうして朝ごはんがないの?」戸惑うキイ
朝ごはんがないことに、キイは少し戸惑っていたようでした。毎朝のルーティンとして、ごはんの時間になるとソワソワしながら待っているのに、その日はなぜかごはんが出てこない…。
「今日はなんで朝ごはんもらえないの?」というような、不思議そうな顔をしていましたが、それでも催促することなく、おとなしくしてくれていました。
病院へ到着|エリザベスカラーと術後服を預ける
9時40分、病院に到着。
受付を済ませ、獣医さんと最終確認のためにお話をしました。
・術前検査の種類の確認
・手術時間は約1時間
・万が一のトラブルがあればすぐに連絡が入ること
などの説明を受けました。
そして、術後にキイが傷口を舐めないようにエリザベスカラーと術後服を預けます。これで準備は万全。
その後、獣医さんがキイを連れて奥の診察室へ…。私は「頑張ってね」と声をかけながら見送りましたが、動物病院が苦手なキイはいつも通り不安そうな様子でした。
こうして、飼い主は一旦帰宅することに。お迎えの時間は18時。それまで、落ち着かない気持ちのまま、キイの無事を祈ることしかできませんでした。
ちなみに愛犬キイに用意した術後服はこちら↓です。袖なしの術後服だと、左前足の脇の部分の傷口がカバーできないので袖ありの術後服を用意しました。
はじめはこの↓タイプが伸縮性があって良さそうだと思ったのですが、袖なしのデザインしかなくて…傷口がはみ出ることがなければこちらを用意する予定でした。
手術後の様子とケア|傷口や痛みの経過
手術が終わり、キイをお迎えに行く時間がやってきました。手術を決めたときからずっと不安でしたが、無事に手術が終わり、ほっと一安心。それでも、麻酔の影響でぐったりしているのでは…とドキドキしながら病院へ向かいました。
思っていたより元気だったキイ
18時、お迎えの時間。
病院に到着し、診察室で待っていると、スタッフさんに連れられてキイが登場!
手術直後だからもっとしょんぼりしているかと思いきや、意外と元気そうな様子で歩いてきました。もちろん、麻酔の影響で少しぼんやりはしていましたが、思ったよりしっかりしていて、「あぁ、本当に無事に終わったんだ」と実感しました。
獣医さんからは、痛み止めのお薬を処方してもらい、1週間後に再診することを伝えられました。
帰宅後|ごはんを完食!おかわりも要求するくらい元気!
おうちに帰ってくると、キイはいつも通りの様子。何より驚いたのが、晩ごはんをすごい勢いで平らげたこと!
手術の日は麻酔の影響で食欲が落ちることもあると聞いていましたが、キイには関係なかったようです。「お腹すいてたんだね…!」と思いながら、ごはんを食べる姿に安心しました。
寒波到来…部屋を暖めすぎたせいで?
この日の夜はものすごい寒波が来ていて、とにかく寒い!術後の体に冷えはよくないと思い、部屋をしっかり暖めました。
ところが、どうやら暖かくしすぎたせいで体温が上がってしまったのか、キイは傷が痛むようで、ひんやりしたフローリングの上で寝ていました。
このときは心配になりましたが、翌日にはいつも通り元気になり、特に痛がる様子もありませんでした。
翌日からは普通に生活、3日後にはお散歩も!
驚いたのは、手術翌日からキイは普段と変わらない生活をしていたこと。
もちろん傷口が開かないように安静にはしていましたが、特に痛がるそぶりもなく、食欲も旺盛。もしかすると、痛み止めのお薬がよく効いていたのかもしれません。
そして、手術から3日後にはお散歩にも行きました。短めのお散歩にしましたが、キイは特に気にする様子もなく、いつも通り楽しそうに歩いていました。
2週間後、無事に抜糸!
手術から2週間後、病院で抜糸をしてもらいました。特に問題もなく、傷口はしっかり治っていました。
剃った毛も少しずつ生え始め、見た目も元に戻りつつあります。やっとここまで来た…!という気持ちでしたが、獣医さんからはこんな話がありました。
「抜糸はできましたが、本当に傷が完全に治るまでは半年ほどかかります。半年間は傷口に負担をかけないように気をつけてください。」
確かに、皮膚の表面は治っていても、内部の回復には時間がかかるそうです。
手術後の傷はこんな感じ↓で、3センチ弱の脂肪種でしたが、思っていたよりも大きな傷でした。

手術をしてよかったこと|飼い主の安心感と変化なしの愛犬キイ
手術を決断するまで、ずっと「本当に手術して大丈夫かな?」「このまま様子を見てもいいのかな?」と悩んでいました。でも、無事に終わってみると、「手術してよかった」と心から思っています。
今回は、手術をしてよかったと感じたポイントをまとめました。
毎日「大きくなっているかも…」という不安から解放された
脂肪種ができてから、毎日無意識のうちに触って大きさを確認していました。「昨日より大きくなってる?」「このままもっと大きくなったらどうしよう…」と気にし続ける日々。
特に、キイの脂肪種は徐々に大きくなっていたので、いつかは手術しなければいけないと分かっていました。でも、「まだ大丈夫かな?」「もう少し様子を見ようかな?」と決断できずにいたんです。
手術をして脂肪種がなくなったことで、そんな不安から完全に解放されました。もう脂肪種の大きさを気にして触る必要もないし、心配しなくていい。これは、本当に大きな安心でした。
「いつかは手術しないと…」というプレッシャーがなくなった
「このまま大きくなったら、もっと大変な手術になるかもしれない」
「でも、麻酔のリスクもあるし、今すぐ手術するのも怖い…」
ずっとこの葛藤を抱えていました。
でも、手術をしたことで、その心配自体がなくなりました。「あのとき決断してよかった」と、今では心から思えます。
キイ本犬は手術の前後で変化なし?
実は、キイ自身は脂肪種を気にしていなかったので、「手術をして快適になった!」という実感は本犬にはないかもしれません(笑)。
手術前も普通に過ごしていたし、手術後も何事もなかったように生活しています。なので、キイにとっては「病院は怖かった!なんか気づいたら毛が剃られてたな…?なんか痛かったし!」くらいの感覚かもしれません。
でも、飼い主としては、これからも健康に長く過ごしてもらうための大切な一歩だったと思っています。
今後、また脂肪種ができたら…?
キイの場合、今回の手術は正しい選択だったと思います。でも、もし今後また脂肪種ができたら、「すぐに手術で取ろう!」とはならず、また同じように悩むと思います。
脂肪種は、すべてのケースで必ず手術すべきものではなく、愛犬の生活に影響があるかどうかで判断するのが大事。
今回、手術を決めた理由は、
✔ 脂肪種が大きくなっていたこと
✔ 獣医さんに「そろそろ取ってもいいかも」と言われたこと
✔ 手術するならできるだけ若いうちがいいと思ったこと
この条件が揃っていたからこそ決断しました。
だからこそ、もし次に脂肪種ができたときは、またそのときの状況を見てじっくり考えたいと思います。
だけど、できることなら…もう腫瘍はできないでほしい!なので、抗腫瘍活性や免疫賦活作用などの効果があるといわれているハトムギのトッピングをこれからも続けていこうと思っています。

無事に終わって、本当に本当によかった
手術を決めるまではたくさん悩みましたが、無事に終わった今だからこそ、手術をしてよかったと思える自分がいます。
脂肪種の手術をするかどうかは、愛犬の状態や飼い主さんの考え方によって、最適な答えが変わるもの。でも、もし同じように脂肪種の手術を迷っている方がいたら、今回の経験が少しでも参考になれば嬉しいです。
キイがこれからも健康で元気に過ごせるように、これからもできる限りのケアをしていこうと思います!

愛犬の脂肪種の手術について考え中の飼い主さんの参考になれば嬉しいです。

以上、「犬の脂肪種│愛犬の体にしこりを発見!手術を決めた理由と結果」でした。
では、まったねー♡